Zoomで「音声接続をしない」設定を選ぶと、マイクやスピーカーが使えなくなり、音声の送受信が不可能になります。この設定下では、自分の声が他の参加者に届かず、また他の参加者の声も聞こえません。
この状態は他の参加者にもはっきりとわかることが多いです。
ここでは、Zoomで音声をオフにするとどんな影響があるか、どうやって他の参加者に気づかれるのか、ミュート機能とどう違うのか、さらに設定方法について説明します。
Zoomで「音声接続をしない」とは
Zoomで音声接続をオフにすると、マイクとスピーカーが機能しなくなり、音声を送受信できません。Zoomの操作画面の左下にあるアイコンで、マイクとビデオのアイコンに赤い線が入っていると、それがオフになっていることを示します。
パソコンを使う場合は、音声をオフにしたくない時には、関連するチェックボックスを外しておく必要があります。iPhoneの場合、ミーティングへの参加時に「オーディオに接続」の案内が出るため、「キャンセル」を選ぶと音声がオフになりますので注意が必要です。
音声をオフにすると他の参加者の声が聞こえない?
音声接続をオフにすると、自分の声はもちろん、他の参加者の声も聞こえなくなります。これは、音声機能を切っているためです。
しかし、ビデオがオンの場合は、相手の顔や口の動きを見ることができるので、視覚的な情報は受け取れます。
音声をオフにしたことがホストや他の参加者にバレる?
Zoomで音声をオフにすると、その状態が他の参加者に察知されることがあります。音声がオフの状態では、他の参加者の声が聞こえないので、普通の対話ができません。
また、Zoomアプリでは、参加者リストに通常表示されるマイクとビデオカメラのアイコンが、音声オフの場合はマイクのアイコンが表示されないので、ホストや他の参加者にも状態が明らかになりがちです。
ミュート機能について
ミュート機能は、通信中に自分の声だけを相手に送信しないように設定する機能です。この設定が有効なときは、相手の声は聞こえる状態が維持されますが、自分の声は相手には聞こえません。
この機能は、オーディオが完全に切断されているわけではないため、相手の声は聞こえているので、受信専用としてコミュニケーションを続けることが可能です。
ミュートを解除すれば、自分の声が再び相手に届くようになります。
オーディオ接続のトラブルシューティング(スマートフォン・タブレット・PC対応)
Zoomなどのビデオ会議アプリで接続問題が発生した場合、使用しているデバイスの種類(スマートフォン、タブレット、PC)に関わらず、対処法は基本的に同じです。
ソフトウェアが古い場合は、デバイスごとに最新のアップデートを行う必要があります。
接続に失敗する一般的な理由には、
・アプリがインストールされていない
・ミーティングが定員オーバーである
・ミーティングURLやID、パスワードの入力誤り
・不安定な通信環境
・Zoom自体の問題
・ホストが別の会議に参加中である
・古いバージョンを使用している
などがあります。
これらの問題を解決する方法を順に説明します。
Zoomアプリのインストールチェック
Zoomミーティングに参加するためには、Zoomアプリを事前にデバイスにインストールしておく必要があります。
アプリはデバイスのアプリストアからダウンロードし、インストールすることができ、インストールが完了すればすぐに使用できるようになります。
Zoomの参加人数制限
Zoomでは、使用するプランによって参加できる最大人数が定められています。無料プランやProプランの場合、最大100人まで参加可能です。
すでに100人が参加している場合は、これ以上の参加はできません。このような場合、ホストはプランを変更するか、参加者数を調整する必要があります。
ミーティングの招待URLとアクセス情報の問題
Zoomミーティングに参加するには、ホストから提供される招待URLを使用しますが、このURLが間違っていたり期限が切れていたりすると接続できません。
また、ミーティングIDやパスワードの入力ミスも接続不能の原因となり得ます。URLが無効な場合は、ホストに連絡して正確な情報を再度確認することが重要です。
通信環境による影響
特に地方や建物の内部、地下など電波の届きにくい場所でZoomを使用する場合、通信環境の不安定さが問題となることがあります。
また、機内モードが有効でしたり、モバイルデータ通信がオフになっている場合も、Zoomの利用に影響を及ぼすことがあります。これらの設定を確認し、必要に応じて通信環境を改善することが参加のための重要なステップとなります。
信号が弱い場所では、安定したWi-Fi接続への切り替えを検討することも一つの解決策です。
Zoom接続問題
Zoomへの接続が自分や他の参加者にもできない場合、その原因はZoomのサーバーにある可能性が考えられます。まずはお使いのデバイスに問題がないことを確認し、次にZoomのシステムに障害が生じていないかチェックすることが重要です。
ホストの同時ミーティング参加
ホストが別の会議に参加中の場合、そのミーティングには入ることができません。「このホストは既に他のミーティングに参加しています」というメッセージが表示されることがあります。
アップデートの必要性
Zoomはセキュリティ向上のため定期的にアップデートされます。古いバージョンを使用していると接続問題が起こることがあるため、以下の手順で最新の状態に更新することをお勧めします。
●Androidスマホ:
・「Zoom Cloud Meeting」のアプリページを開く。
・「更新」ボタンをタップ。
●iPadまたはiPhone:
・App Storeを開く。
・「Zoom Cloud Meeting」を検索して表示。
・「アップデート」ボタンをタップ。
●パソコン:
・Zoomアプリを起動。
・右上のアカウントアイコンをクリック。
・「アップデートの確認」を選択し、画面の指示に従って更新。
Zoomのオーディオ設定について
ミュート設定時にはマイクアイコンに線が表示され、オーディオに参加していない場合はマイクアイコンが表示されないことから、その状態はすぐに判断が可能です。